回生病院は、2006年7月25日付けで、香川県知事より医療法第4条第1項に規定する「地域医療支援病院」の承認を受けました。県内では、回生病院が初めての指定病院です。
(地域医療支援病院認可)
2006年7月21日四国新聞掲載
私たち回生病院は、かかりつけ医の先生方からご紹介を受けた患者さんの外来診察や救急医療、入院医療を積極的に行うことによって、地域医療に貢献することを使命としています。
具体的には、
などがあります。
在宅医療の現場で日々診療に従事されております地域の先生方や患者さんを支援するためのに、当院は「在宅療養後方支援病院」の届出を行っております。これにより、在宅療養中の患者さんの緊急時のスムーズな受入が可能となります。
万一、当院で受入が困難な場合は、適切な医療機関へご紹介致します
詳細は、次項の「事前登録から入院までの流れ」をご覧ください。在宅療養中の患者さんで、緊急時に当院への入院を希望される患者さんの情報を入院希望届出書にご記入の上、ご郵送ください。この際、現在の状態を把握するため、診療情報提供書又は在宅療養計画書の添付をお願い致します。
時間内 | (月曜日~金曜日 8時30分~17時) | 地域連携室TEL:0120-776-223 |
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時間外 | (上記以外) | 救急担当医TEL:0877-46-1011(代表) |
状態が安定すれば、退院支援担当者(MSW・看護師)が自宅退院に向けて調整を開始します。共同指導や退院に向けたカンファレンスにご協力頂ければ幸いです。
団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、日本の高齢化はピークを迎えると言われています。今後より一層、医療・介護のニーズが高まっていく中、高齢者やその家族が、少しでも住み慣れた地域で安心して生活できるための体制として、厚生労働省が推進しているのが「地域包括ケアシステム」です。重度な要介護状態となっても、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、「住まい」「医療」「介護」「予防」「生活支援」が一体的に提供される、地域の包括的な支援やサービス提供体制の構築を目的としています。
この地域包括ケアシステムは、おおむね30分以内に必要なサービスが提供される、日常生活圏域 (具体的には人口1万人程度の中学校区) を単位として想定されています。
今後より一層在宅医療が推進されていく中、当院は地域医療支援病院・在宅療養後方支援病院として、急性期医療の提供はもちろん、地域の第一線で在宅医療を担われている先生方や施設の皆さまを全力でバックアップしていきます。在宅療養中の患者さんや先生方の不安を少しでも和らげ、地域包括ケアシステムの中の一役となれればと思います。
医科歯科連携は地域包括ケアシステム推進事業において取り組むべき重要な事業の一つとして挙げられています。
入院患者さんの中には、入れ歯の不具合や口腔内の問題を抱えた方がいます。これまでも病院スタッフによる口腔ケアを行ってきましたが、歯科医師による専門的な治療・処置が必要な場合は、適宜歯科往診をお願いしております。
当院は歯科のない病院であり、口腔内のトラブルを抱える方や、全身麻酔を受ける方の術後誤嚥性肺炎予防や化学療法を受ける方の口腔管理など、歯科領域への医療ニーズに応え、平成16年5月香川県歯科医師会ならびに坂出市歯科医師会と歯科医科病診連携の協定を締結いたしました。
入院中に歯科領域の専門的な治療が必要な場合、歯科医への往診依頼を行います。原則かかりつけ歯科医への依頼を行いますが、かかりつけ歯科医がいない場合、香川県歯科医師会往診登録歯科医療機関からご相談させていただきます。
がん治療を開始する前から医科と歯科が連携して、口腔内の評価、口腔内清掃、ブラッシング指導等を行うことにより、術後起こりうる口腔内常在菌による局所合併症や肺炎の発症頻度を下げること、また、放射線療法・化学療法に伴う口腔内粘膜炎のトラブルを軽減する等、がん治療の質的向上を目的としています。
医科歯科連携は、口腔内疾患の早期発見や誤嚥性肺炎を予防する目的でも大きく注目されています。また、近年口腔内細菌と糖尿病・虚血性疾患など全身疾患との関係も解明されつつあります。実際に医科・歯科相互の情報の共有、相互の専門知識の収集・理解と活用を目的とした診療情報の共有を実施しております。
【歯科⇔医科】診療情報連携共有に関する依頼書回生病院と坂出市医師会、仲多度郡善通寺市医師会、丸亀市医師会、綾歌地区医師会との連携を深め、病診(病病)連携システムの円滑な運営と推進を図るため委員会を開催し審議・討議を行います。
当院では、医学・医療に関する講習会や地域医療従事者への症例検討会や研修会を開催しています。
大腿骨頚部骨折、脳卒中の地域連携クリニカルパスの運用を行なっています。